はじめにお読みください
「できる人」が知っておくべき社会の常識
「できる人」というのはほぼ例外なく、政治、経済、文学、歴史、文化、芸術、スポーツ、国際情勢、科学など、ジャンルを問わず、非常に幅広い教養を身につけています。はっきり言って、学歴には関係ありません。高学歴だからといって、教養があるとはいえない人もたくさんいます。逆に、学歴はなくても、教養にあふれている人もたくさんいます。
また、「できる人」が持っているそうした教養は決してこれみよがしに見せつけられるものではありません。公私あらゆる場面で、何気ない会話の中で感じられるものです。全く嫌味がないのです。みなさんも一度や二度は「ああこの人は教養があるなあ」と感じられたことがきっとあると思います。
幅広い教養というのは一朝一夕に身につけられるものではありませんが、それでもないよりはあった方が良いと思います。ただ、「さあ、これから教養を身につけるぞ!」と決意したところで、いったい何から始めて良いのかわからない人、何で教養を身につけたらよいのかわからない人もいると思います。
そこで、このコーナーでは、ジャンルを問わず、みなさんが「できる人」として身につけておくべき教養を「社会の常識」ということばに置き換えて、ご紹介していきたいと思います。念のため断っておきますが、私は決して「社会の常識」をすべて身につけているわけではありません。ですので、ご紹介する「社会の常識」をすべて私自身が知っているとは限りません。したがって、知らないことはきちんと調べた上で、ここにご紹介するということをモットーとします。「そんなの当たり前のことじゃないか」と感じられることも多いと思いますが、一方で、「知っていたつもりだったが、あやふやだったので、今回再認識できた」と感じられることもあるでしょう。
いずれにせよ、「できる人」になるためには確かな教養も必要だと思いますので、「社会の常識」という切り口でみなさんの学習のご支援をしたいと考えています。